こんにちは、コーチ&カウンセラー&コンサルタントの
MOMO(モモ)高橋澄子です。
誰でも心が疲れたり、精神的に追い込まれたことがあるのではないでしょうか。
私も仕事のことプライベートのことで、精神的に疲れてしまうことがありました。
特に30代半ば、家族が壊れてしまったときには、大きなダメージを受けました。
そんなときに、私の強い味方だったのが「お風呂(!)」です。
仕事をしているときは苦しい思いを忘れていられます。
でも、一人のプライベートの時間は、頭の中を辛い出来事が駆け巡り、ずっと苦しい気持ちが続きます。
身体が辛い感情に支配されていて、どうにもなりません。
いっそ寝てしまおうと思うのですが、脳は妙に興奮していて目がさえる一方です。
身の置き場のないそんなとき、私は「お風呂」に入ることにしていました。
自宅のバスタブにお湯をはり、とりあえず肩までつかるのです。
すると、辛さで固まっていた身体が少しずつ感覚を取り戻し、徐々に気持ちよさが感じられるようになってきます。
そしてお湯に浸っている皮膚の感覚がクリアになっていき、「気持ちい~い」感覚に満たされます。
ここまでくればしめたものです。久しぶりに感じた心地よい感覚に身を任せましょう。
そして実際に「気持ちい~い!!」と口に出してください。
言葉にすることで、身体も心もさらにほぐれ、「自分は今心地良いんだ」と改めて脳に信号を送ることができるのです。
私は一番辛い時期、一日に数回も「お風呂」に入って、辛い感情から離れる時間をもっていました。「気持ちい~い」と感じるときだけ、「生きていてよかった」「辛いことはあるけど、がんばっていけるかも」と思えたのです。
工夫する余裕があるときには、
- 入浴剤を複数用意していて選ぶ
- お気に入りの音楽を聴く
- お風呂の雑貨で楽しみ(ex.お風呂用の枕、浮かべて遊ぶアヒル)
など楽しさやユーモアを取り入れると、良いかもしれません。
そして「お風呂に入れば大丈夫。気持ちよくなれるから」と、自分に暗示をかけることも大切です。辛い時期が続くとき、一時的にでも離れられる方法をもっていると思えることが、心の支えになりますよ。
その後臨床心理学を学んでいくうちに、サイコセラピー(心理療法)の中には、心の問題に、身体の方から働きかけていくやり方があることを知りました。
皮膚の感覚や身体の感覚を使って、感情や思考を変えていくことを目指すそうです。
振り返って考えてみると、私の「お風呂」も身体の感覚を使って、心の不安を消していたのだと思います。
※これは私の経験です。参考にするときには自分の状況に合わせて自分で判断してくださいね。
このブログの書き手は ⇒⇒⇒ MOMO高橋澄子のプロフィール
コメントをお書きください