こんにちは、コーチ&コンサルタント&カウンセラーのMOMO高橋澄子です。
では、あいさつは相手の存在を認める言葉であり、安心や信頼を築く大切なコミュニケーションであることをご紹介しました。
今日は視点を変えて、あいさつと集団との関係を考えたい思います。
職場の例で見てみましょう。
春になると会社には新入社員が入社してきます。
また、人事異動で新しいメンバーがやって来ます。
あなたは新しい職場に入っていくときどんな事に注意しますか。
私は、周囲の人たちが積極的に仕事を教えたくなる人間関係をつくることに気をつかいます。
新しい仕事についた当初は、上司や先輩、場合によっては後輩から教えてもらうことになります。
そこで、相手が教えたくなる人間関係が大切なのです。
しかし、新しい職場では、誰もあなたのことを知りません。
新たな職場の人たちに自分のことを知ってもらい、親密になるには時間がかかります。
まず同じ集団の仲間であるというサインを積極的に送り、あなたを同じチーム、部門、会社の一員として心理的に受け入れてもらうことから始めなければなりません。
仲間であることを示す、簡単で頻繁に使えるサインがあいさつです。
始業時のあいさつ、就業時のあいさつはもちろんのこと、外出から戻ったときの「お帰りなさい」や、廊下ですれ違ったときの「お疲れさまです」など、きめ細やかなあいさつの言葉を意識して使ってみるのです。
新しい職場のメンバーに積極的にあいさつの言葉をかけることで、できるだけ早く仲間として感じてもらうことを目指すのです。
これは何も日本に限りません。
スポーツ選手の海外移籍の記者会見で、現地の言葉であいさつしているニュースを見たことはありませんか。
海外から来た選手の移籍第一声が、自国語のあいさつで始まると、関係者もファンも歓声をあげて大喜びです。
「この選手は、すでに我々のチームの一員だ!」と好感をもって受け止められます。
国は違っても、自分たちの言葉でのあいさつは、集団に入っていくための入り口なのだと改めて感じますね。
新しい集団に入っていくときには、このあいさつの力を思い出してみてください。
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