こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの
MOMO(モモ)高橋澄子です。
企画を仕事にする専門家に料理好きが多いことをご存じですか。
私が一緒に仕事をして来た、広告やマーケティングのプランナー、新商品や新事業の企画者などは、男性でも料理を趣味にする人が多いのです。
それにはちょっと訳がありまして。
今日は、企画と料理の関係について考えてみたいと思います。
企画を仕事にする人が料理を好きなのは
料理が企画を実現するプロセスそのもの だからです。
例えばこんな風に。
目的を決める(何のための料理をつくるのか)
今晩、家族の夕飯をつくって一緒に食べよう。子供たちも好きだから
今日はイタリアンがいいかな。 大人はワインを飲もう。
目的を実現するための方法を考える(どんなメニューが最適か)
イタリアンとすると、前菜2種類と主食にパスタでいいかな。前菜はワインのつまみを兼ねて。 貝がおいしい季節だから、パスタはアサリでボンゴレにしよう。
材料を準備する(メニューを実現するために必要なものは)
買い物は、前菜はトマトとモツァレラチーズと白身の刺身で。そうそうフレッシュバジルの葉っぱはどこで売っているかな。もちろんアサリと、ワインは白を。前菜は振りかけるオリーブ・オイルが味のポイントだから、ちょっと奮発して風味のあるバージンオイルを買って帰ろう。
手順を確認し製作する(下ごしらえと調理の手順とポイントは)
パスタを作る2~30分前からアサリの塩抜き、前菜は2品とも早めにつくって冷やしておくこと(冷たさがポイント)。白ワインも冷やしておいて、パスタをゆでるお湯を沸かして(塩は多めに) 等々。
出来映えを評価する(想定した味、満足を実現できたか)
野菜と生魚と貝でバラエティに富んでいたメニューだったし、味も思い通り。白ワインにぴったりでおいしかった。子供たちもすごく喜んでくれた。
小規模ですが、企画⇒実施⇒結果評価まで一連のプロセスが行われています。仕事で得意としているこのプロセスに沿っていけば良いので、企画担当者に料理はなじみやすいのです。
では仕事で企画している人たちが、プライベートでも同じようなことをしたいと思うのはなぜでしょうか。
仕事の企画と料理の相違点
一般的に仕事で行う企画は、
- 実現するまでに長い時間がかかる
- 影響する要因も多く、たくさんの人たちが関わっているので、なかなか自分の思い通りには運ばない
ため、企画者たちが個人的な達成感を感じられないことがよくあります。
それに引き替え、料理は、自分がきちんと考えたとおりに実行すれば、
- 個人的に満足いくものを完成できる
- 自分の企画の結果をリアルタイムで確かめられる
ので、簡単に小さな達成感が得られます。同時に
- 自分なりのアイデアや工夫を発揮できる
- 誰かにごちそうして相手の喜ぶ顔を見られる
と良いことずくめです。
企画系の仕事が長い私も、子供の頃から料理が大好きです。
あなたはいかがですか。「企画好きは料理好き」は周りの方に
当てはまっているでしょうか。
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