こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの
MOMO(モモ)高橋澄子です。
仕事にはコミュニケーションがつきものですね。
しかし、年齢も考え方も違う人たちが集まる職場では、さまざまなコミュニケーションのズレが生じます。
過去の記事では、上司と部下の間のコミュニケーション・ギャップについて取り上げました。
今日は、上司と部下の間のコミュニケーションがうまくいかないと
「組織にどんな問題が生じるのか」について考えてみます。
思いつくところをあげてみると、
信頼関係が崩れる
話しても聞いてくれない、話したことがちゃんと伝わらない、言った言わないでもめる、などが続くと、お互いに相手に失望を感じます。
さらに失望するやりとりが繰り返されると、相手に対する評価が下がり不信感がつのっていきます。
本音を言わない建前だけの組織になる
コミュニケーション・ギャップが放置されると、社員は自分の意見や想いを伝えることをあきらめ、言いたいことを言わない風土が生まれます。
表面的にはうまく言っているようでもどこかよそよそしく、実際の本音は別のところにある、情報が信じられない組織が出来上がります。
トラブルや不祥事は徹底して隠される
建前だけのコミュニケーションが普通になった組織では、上司に知らせたくない悪い情報やリスクは徹底的に隠されます。
ギリギリまで隠されているので、いったん表面化すると、手のつけられない大きな事件や不祥事になってしまう恐れがあります。
良いアイデアも問題も放置される
現場でずっと前に出されていたアイデアは、上司に伝わり支持を得るのに時間がかかり、なかなか実現されません。
同様に、現場では問題に気づいていても、上司が気がつくまでは誰も話題にしようとしません。
結果として、競合他社に先にアイデアを実現されせっかくのビジネスチャンスを逃す、問題の解決が遅れて競争力を失う可能性が考えられます。
このように社内コミュニケーションの問題は、企業や組織にさまざまなマイナスの影響を与えます。
私たちはふつう無意識に話したり聞いたりしていますが、たまには
- 本当にコミュニケーションがとれているか
- ギャップが生じたい場合にはきちんと解消できているか
について、個人レベル、組織レベルで確かめてみる必要がありそうです。
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