こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの
MOMO(モモ)高橋澄子です。
「あなたはコミュニケーションが得意ですか」
個人の悩みの相談や社員研修・セミナーで質問すると、年齢、性別、職業に関係なく過半数(場合によっては8~9割)の人が
「コミュニケーションは苦手です」
とおっしゃいます。
毎日、コミュニケーションをとって暮らしているのに、
なぜ「コミュニケーションが苦手」と感じるのでしょうか。
原因を考えることで、コミュニケーション上手になるヒントを探します。
コミュニケーションが苦手だと感じる原因は
共通する原因は2つ考えられます。
下手なコミュニケーションが身についている大人から、下手なコミュニケーションを教わってきたから
私たちのコミュニケーションは、小さい頃から、親や周囲の大人から指導を受け、またそうした人たちのマネをして学習したものです。
ところが教える方の大人も、何が適切なコミュニケーションで、何が不適切なコミュニケーションか、正しく理解している人は多くありません。
たとえば、
- 相手の話をきかない、きき流す
- 相手の意見や気持ちを無視して、自分勝手に主張する
- 誰かの悪口や皮肉をいう
- 感情的になって暴言を吐く
- 感情を押し殺して表現しない
- 言葉で相手を自分の意のままに操作しようとする
は、不適切なコミュニケーションの代表的な例ですがご存じですか。
私たちに教えてくれた大人は、さらに上の世代の大人から教わったまずいコミュニケーションを、そのまま私たちに伝えたと考えられます。
コミュニケーションは生まれつきのものだと思っているから
私たちは、コミュニケーションを記憶のない小さな頃から時間をかけて少しずつ身につけてきました。
自分では学習のプロセスを意識してこなかったので、コミュニケーションを学習の成果とは考えません。
そして「生まれながらのもの」「天性のもの」と考え、あきらめるしかないと悲観し、苦手意識をもち続けているのです。
上手なコミュニケーションを身につけるには
本当は、
- コミュニケーションは学習の結果、後天的に身につけた能力・スキルである
- 現在苦手と感じるのは、不適切なコミュニケーションを学んでしまったから
- そこで、適切なコミュニケーションのやり方を知り、訓練して身につけることで容易に改善できる
ものなのです。
コミュニケーションや人間関係づくりの研修・トレーニングで多くの人たちと接してきた経験から、「訓練すれば誰でも上達する」と断言できます。
生まれながらとあきらめないで、改めて学んでみませんか。
仕事も生活にも、効果がありますよ。
コミュニケーションの学習や訓練とはどんなものなのか、については改めて別の記事でご紹介します。
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