MOMO(モモ)という変わった会社名にした理由

愛蔵版「MOMO」
愛蔵版「MOMO」

こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

2007年に起業したとき、もっとも悩んだのが会社名でした。

そして株式会社MOMO(モモ)という社名を選びました。

 

今日は、初めての人からは必ず聞き返される変わった社名をつけた理由を

お話します。

 

起業を決めた思い

長い人生の中では、誰でも悩んだり、困ったりすることがありますよね。

 

 コンサルタントとして企業の問題解決をお手伝いすると、一緒に働く会社の人たちが迷いや悩みを抱え、元気をなくす姿に出会います。

 

そして、働く個々人の問題を解決しなければ、仕事の成果はあがらないことが手にとるように分かりました。

 

 また、私自身も仕事や私生活で悩んでいる問題はあります。

大きな困難にぶつかって、コーチやカウンセラーの力を借りて、やっと乗り越えたこともありました。

 

そこで、悩み迷う人の相談にのり、問題を解決するお手伝いがしたいと起業を決めたのです。

 

エンデ作「MOMO」の主人公モモ

 

 この思いを象徴する名前を探していて、こういった存在をどこかで読んだ気がする…と思い出したのが、ドイツの文学者ミヒャエル・エンデのファンタジー小説「MOMO」でした。

 

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
ミヒャエル・エンデ

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物語は、身よりのない少女「モモ」が、大都会のはずれに住みつくところから始まります。

「モモ」は、近所の大人たちの助けを受けてそこで暮らしていくことになりました。

 

しだいに「モモ」と出会った人たちは幸せを感じるようになりました。というのは、

 

 

モモのコミュニケーションの力

 

 「モモ」にはこんな力があったからです。

(「モモ」大島かおり訳 岩波書店より引用)

小さなモモにできたこと、それはほかでもありません、

あいての話をきくことでした。

(中略)


モモに話をきいてもらっていると、

どうしてよいかわからずに思いまよっていた人は、

きゅうに自分の意志がはっきりしてきます。


ひっこみじあんの人には、

きゅうに目の前がひらけ、勇気が出てきます。


不幸な人、なやみのある人には、

希望とあかるさがわいてきます。

(中略)


こういうふうにモモは人の話がきけたのです!

 

 すごいきき手にはこういう力があります。

でも、実際にはモモのような存在にはなかなか会うことができません。

 

そこで、個人の相談やコーチング、グループでのセミナーや社員研修を通じて、こうした力を知り、使っていただければと思っています。

 

日本では、エンデの作品の中でも「MOMO(モモ)」は特に人気が高いそうです。

 

MOMO(モモ)の多くのファンを裏切らないように、MOMO(モモ)らしいサービスをご提供していきたいと思います。

 


このブログの書き手は ⇒⇒⇒ MOMO(モモ)高橋澄子のプロフィール

 


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