企業の中で、管理職や次世代リーダーとして期待され、部門や事業の重責を担う時期は、個人に焦点を当ててみると、中年期の危機を迎える時期でもあることは、一般的にあまり知られていません。
しかし、
(株)MOMOの企業研修やセミナー、コンサルティング出会った何百人もの管理職のお話の中には、中年期の様々な迷いや悩みを抱え、疲れて沈んだ心で懸命にがんばろうとしているたくさんの姿がありました。
また、リーダー向のコーチングでも、仕事の目標達成を考える前に、実は自分自身や家族の問題を語らなければ先に進めないと言われる方も非常に多いのです。
企業では、近年メンタルヘルス教育が進み、部下のメンタル面での健康に配慮し、予防に努め、予兆をキャッチして早期発見・早期治療に向かわせることが、管理職の役割の1つに加えられました。
ところが、管理職自身が、人生という旅路の中間点を迎えることによって、メンタルヘルス面で重大な問題を引き起こしたり、モチベーションの喪失や、パフォーマンスが低下しやすい時期を迎えていることに対する理解は十分だとは言えません。
そこで今回は、中年期の危機についてみていきたいと思います。
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