大人が積極的に学ぶようになった理由とは

 こんにちは、コーチ・コンサルタント・カウンセラーの

MOMO(モモ)高橋澄子です。

 

 最近、仕事や家庭生活の合間をぬって、大人が学ぶ姿を目にするようになりました。

 

私自身も、教える立場であると同時に、講演会やワークショップに積極的に参加しています。

そこで今日は「なぜ大人は学ぶのか」その理由について考えます。
 

自ら学習しようと思う理由

1.人材としての価値を高め、昇進・昇格や転職などのキャリアアップを目指したい。

 新入社員として入った会社で退職まで勤められる保証がなくなった今、若いときから他社にいっても通用する能力(エンプロイヤビリティ)を身につけたいと考える人が多くなっています。

 

▶▶用語解説:エンプロイヤビリティ

 

そこで、知識やスキルの幅を広げ専門性を高めるために、外部のセミナー・研修への参加、資格取得、大学・大学院への進学などが活発に行われています。
 

2.後半生の充実を目指し、今までできなかった勉強や興味のあることに挑戦したい。

平均寿命が伸び、仕事や子育ての役割を終えた後、長い時間が残るようになりました。

 

そこで退屈な老後に陥らないように、趣味の教室への参加、資格の取得、生涯学習講座の受講などが盛んになっています。

 

企業・組織が社員に学習を望む理由

1.ベテランの智慧や技能を、若手社員に伝承したい。

 団塊の世代が大量に退職していく中で、ベテランの知恵や技能が失われようとしています。

 

危機感をもった企業は、ベテラン社員が退職する前に、仕事を通じて直接若手に指導するとともに、積極的に伝授する場として社内大学を設置し、ベテラン社員を講師として実践的な研修を行っています。

 

2.市場環境、技術動向のスピード変化に対応すべく、社員の知識・スキルのレベルアップを図りたい。

 市場環境、技術動向の変化スピードは目を見張るものがあります。

 

こうした環境の中で仕事をしていくためには、変化に対応する新しい知識やスキルをキャッチアップしなければなりません。そこで、社内外の研修・セミナーの受講が奨励されています。

 

3.将来の経営幹部、次世代リーダーの育成を図りたい。

 競争がグローバル化し、急激なスピードで事業環境が変化する現在、経営の舵取りはますます難しいものとなっています。


経営陣の戦略判断の間違いで、あっと間に会社が倒産してしまう時代になりました。

 

こうした時代を乗り越えられる戦略的な経営者を養成するには、早期から特別の訓練が必要だと考えられています。

 

そこで経営大学院へ派遣したり、他社の幹部候補生と競い合う外部の養成プログラムに参加させたり、外部から専門家を招き自社内で次世代リーダー養成プログラムを立ち上げるなどの試みがされています。

 

学習を加えた人生設計を

 

 社会や経済の状況を反映して、大人は学習に励むようになっています。

社会や経済の変化が続く限りこの傾向は続きそうです。

 

仕事と家庭にのワーク・ライフ・バランスをとることさえ難しいと嘆いているあなた、今後は学習を加えた、ワーク・ライフ・スタディのバランスを考える必要がありそうですよ。

 


このブログの書き手は ⇒⇒⇒ MOMO(モモ)高橋のプロフイール

 


 この記事のテーマは

 このブログのカテゴリーは